2012年5月14日月曜日

Making of GUNBODY from SOLDIER BLADE work02

■前哨戦その2

■資料発掘!

・テーマが最後に見つかるというのはよくある事、といいますが、昨日のエントリーもまさにそうでした。アーリーナインティーズのメカっぽさを今風に再構築、というのは考えていた事ではあるんですが、どうやるかについては実は結構曖昧だったんです。

僕はデザインやCGが本職なので、文章を書く時は脳の全然違うトコを使うのでエライ苦労するんですが、昨日の本文もまさにそう!書きたいことが山ほどあるので、どうまとめたらいいのかが難しくって、何度も直して戻してまた消して…みたいな事をやってる内にああいう内容になった訳です。

・で、紆余曲折を経てたどり着いたのがあのエントリーで、そして最後のあの一文だったんですね。

数年前ならきちんと出来なかった80中盤~90初頭のあのデザインのムードを、今ならきちんと再現できるんじゃないか?と思ったんです。そう、ZBrushや3D-Coatを使えば。

確かに90年代風にしたいとは思ってはいましたが、 この一文を書くまでは明確にどうやるかまでは考えていなかった訳です。でも、ここで僕の中でこのプロジェクトの見せ方がシャキッと見えました。

むしろ、フェテッシュなくらい90年代風ムードにする。

…という訳で、改めて資料をデスクに再集結。エンターテイメントバイブルは20年の付き合いです!何度も捨てるかどうか迷いつつ、ここまでやってきた腐れ縁といった感じ。
センチネルも高校生の時に買ったものをそのまんまだもんねぇ(笑)



追加で持ってきたのが攻殻機動隊の最初の単行本。これまたアーリー90には欠かせないピースですね。ディテーリングの参考に引っ張りだしてみました。当時はインターネットなんて身近に無かったのに、電脳がとかネットがとか言ってたんだよね。ローカルBBS経由の想像力で。

■ディテーリング、再検証。

この時代の独特のムードをもうちょっと正確に反映するには、ここまでに準備していたディテール稿は『今っぽすぎる』気が…。

次回はボリュームや形状検討は生かしつつ、より90年代風に寄せた解釈ってなんぞや?
みたいなものをお見せできたらと思います。

とはいえ、文章を書いてると当たり前だけど絵が進まない!
しばらく簡単なWIP記事的な内容になりますが、宜しければ見に来ていただけると!
続く!